身近な人達が、子どものためを思って関われば、それで十分ではないかと思います。もちろん親は、小さいうちは責任をきちんと負うべきだと思いますが。
というわけで、自分は本が好きなので、よく子どもに読み聞かせしたり、一緒に読んでいます。
今日は、自分の中でオススメの読み聞かせ絵本ランキング(ベスト10)を紹介したいと思います!
とその前に、読み聞かせが如何に子どもにとって良い影響があるかをまとめておきます。
読み聞かせの効果
結論から言えば、以下の効果があると言われています。
1.本を好きになるキッカケが作れる
・感情が豊かになる
・想像力が豊かになる
・語彙力が増す
etc.
以下詳しく書いていきます。
1.本を好きになるキッカケが作れる
本嫌いや、本を読む習慣がない子どもは未だに多いです。
昔に比べると、図書館の整備などにより、本を読まない子どもは減ってきています。
一方、近年ではおそらくスマホの発達の影響があるのだと思いますが、特に高校生の本を読まない子どもが増加しており、その不読率(1ヶ月に一冊も本を読まなかった割合)のは何と57%!
実に半分以上の高校生が月に一冊も本を読んでいないことになります。
その一番の理由が、「特に不便を感じない」ということでした。
もちろん広く浅く情報を得るなら、ネットでも事足りる時もありますが、専門的な知識を深めようとする場合には、圧倒的に本が一番向いています。
従い、小さい頃に本を読む習慣をつけたり、苦手意識を無くしておくことは、非常に重要なことなのです。
2.感情が豊かになる
本に書かれている文字を、親など読み手の声を通して味わうことで、場面に応じた声色や表情も感じ取ることで、感情が豊かになり、感情表現の方法を自然と覚えていきます。
感情に乏しい子どもは、感情を上手くコントロールできなかったり、感情表現が下手でストレスを抱えこんでしまったり、人の感情を受け入れられなかったり、人間関係でトラブルを起こしやすくなります。
一緒に物語を味わうことで、感情豊かで、それによってコミュニケーション上手で愛嬌や気配りのできる子どもに育つ近道となります。
3.想像力が豊かになる話の続きを想像したり、登場人物の心情を想像することは、絵本に限らず本を読むのに必要になってくるものです。なので、読んでいると自然と想像力が身につきます。
また絵本の場合は、まず子どもは絵を見ます。
そして、一場面を捉えた絵を見て、「こんな話かな」とか「何で泣いているんだろう」とか、想像しながら読み手の話を聞いてストーリーや内容を理解していきます。
想像力は、創造する力にも繋がりますし、観察力や状況把握力など、様々な応用能力の基礎となる力です。
子どもの頃に色んな絵が描かれた色んな話を聞かせて、引き出しを増やし、想像力を磨けば、変化の激しい時代を柔軟に生き抜く助けに必ずやなるでしょう。
4.語彙力が増す
この前テレビで林先生も言っていましたが、子どもの知能を高めるには、「発語」が重要です。
とにかく言葉を覚えてどんどん喋らせることです。
その意味で、絵本は最適です。
絵やストーリーを追いながら漠然とした意味を知ることができます。何なら新しい言葉が出てきたら、わかりやすく教えてあげればいいのです。
子どもは新しく覚えた言葉を使いたがります。そして、どんどん発語して成長していくのです。
インプットしたらアウトプットが大事とよく言われますよね。子どもはそれを超速サイクルで行います。
新しい言葉を与えないと、子どもの発語の意欲やチャンスを潰します。
「大きくなったら言葉を自然と覚えていく」と楽観している方、
これは、大きな差です!
なぜなら、小さい頃に脳の大半が出来上がるからです。一般には、5~6歳で8割~9割と言われています。
なので、どんどん本を読み聞かせして、どんどん新しい言葉をインプットしてアウトプットに繋げてあげてください。
あとは親子の愛情が濃くなるとかありますが、それは絵本読み聞かせでなくてもできるので、特に効果として挙げるほどではありません。
ということで長くなりましたが、以下ランキングを発表していきたいと思います!
第1位
とんでもない
鈴木のりたけさんの絵本。ライオンが鼻をほじっている表紙の本ですw
これは親子ともにお気に入りです。書店で子どもが見つけて、読んだら面白かったので買いました。
人間の子どもが、とある動物に憧れているところから始まるのですが、オチにメッセージを込めつつ、さすが元イラストレーターと思わせる、細かいところまで工夫や見どころがあり、楽しめる絵本になっています。
鈴木のりたけさんの作品では、「ぼくのふとん」「ぼくのおふろ」など、「ぼくの」シリーズも楽しめる系の絵本です。
第2位
たべたのだあれ
五味太郎さんの絵本。
これも親子とお気に入り。書店で親子で読んで即買いしましたw
独特なタッチや色使いですが、クイズと間違い探しが融合していて、何回読んでも楽しめます。
第3位
だじゃれすいぞくかん
大人が読んでも普通に面白いですw
笑います。
水族館にいそうな生き物でだじゃれが続けられていくだけなのですが、非常にクオリティが高く、読んだ後、子どもとの日常会話にも取り入れて使えますw
第4位
ねずみくんのチョッキ
これは自分が子どもの頃に良く読んでもらった記憶があり、図書館で借りてきましたが、ねずみくんに愛着がわかずにいられないです。
また、この本のシリーズは動物の表情がとても豊かに描かれており、喜怒哀楽の感情が良く表れていて、見ているだけで笑ってしまったり、感情移入がしやすい本ですね。
第5位
このあとどうしちゃおう
「りんごかもしれない」などで有名なヨシタケシンスケさんの絵本。
基本的にこの方の本は面白く評価も高いのですが、「このあとどうしちゃおう」は最後が気に入ってます。
子どもと一緒に読むと、何かさせるきっかけを作ってくれる、そんな絵本です。
第6位
11匹のねこ
このシリーズは終わり方が特徴的。
突然終わって余韻を残します。
そして、想像力がかきたてられます。
ねこ達の、いいのか悪いのか微妙な行動が何とも言えず軽妙で、特にこの「11ぴきのねこ」は、結末が気に入っています。
ちなみに、自分の子どもは「11ぴきのねことあほうどり」の方が好きなようですw
第7位
まゆとおに
まゆ強すぎ。
鬼かわいそすぎ。
そんな話ですが、鬼の表情がコミカルでおもしろく、また天真爛漫なまゆの行動に、親子とも盛り上がること間違いなしです。
これもシリーズ化されています。
第8位
でんしゃでいこう でんしゃでかえろう
表から読んでも裏から読んでも読めます。電車の行きと帰りが両方楽しめるような絵本です。
なので、子どもと一緒に(それぞれ逆側から)読むことができて、もろに内容と時間を共有でき、子どもも一体感をより感じられ、また、主体的に絵本を読むようになります。
電車がゆく道中の風景がとても素敵で、子どもと電車で旅をしたくなります。
第9位
三びきのやぎのがらがらどん
子どもの劇などでよく使われる有名な話。3匹のやぎの勇気と知恵の物語です。
短い話なのですが、なぜか記憶に残ります。
第10位
くれよんのくろくん
やや小さい子向けではありますが、どんなものでも素晴らしい所・特徴があると教えてくれる話。
題材がクレヨンとなっており、こどもがよく使うものということも評価のポイント。
クレヨンの表情もかわいく、全体としてまとまった良いお話しでした。
以上、ベスト10を紹介しました。
参考になれば幸いです!是非みなさんも子どもに読み聞かせしてみてください!
ではでは。
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